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行こう!旅空の下へ!

 旧 「海を渡る自転車」

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【来島海峡】4.二度と出会うことのない宴 ~ 旅の終わり

海を渡る自転車~しまなみ海道縦断編

 

来島海峡を渡り切り、記念撮影をしてもらいましたが・・・

 

 

 

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それを撮ってくれた方は地元の方でした。

アカさんと仮名をつけさせてもらいますが、アカさんはどうやらこの周辺に詳しい様です。

 

「今日の夜ゴハンとかちゃんと決めてあるの?」

「いやあ、今治市街地まで行って自転車を返したら探そうかなと思って」

「市街地まで行くくらいなら、近くに良いお好み焼き屋さん知ってるから教えてあげるよ」

 

アカさんはここから自転車で10分ほどのところにあるお好み焼き屋さんを紹介してくれました。

 

「いやでも、17時に今治駅にレンタサイクルを返しにいかなくちゃいけなくて」

「あら、あと30分くらいしかないじゃない」

「そうなんです」

「でも確か市役所なら夜まで平気なはずよ」

「え?そうなんですか?!」

 

市役所に電話してみると、アカさんの言った通り、17時過ぎても返却出来るという話でした。

これはありがたい!!もうヘトヘトだし急がなくてもいいみたい☆

 

「それじゃお好み焼き屋さんに電話しといてあげるよ!今から男子が1人行くからって!」

おもむろに電話するアカさん!

しかも電話での会話がこれまた衝撃!!

 

「え?まだ開店時間にはならない?!でも開けといてあげるから勝手に入ってろって?!わかった、伝えとく!」

電話を切って僕に向き直る。

 

「っていうこと!( ̄ー ̄)キラーン」

 

マジで?!(;゚Д゚)

 

「17時に今日の仕事終わるから、そしたら後から私も行くから~」

 

 

 

という事で、急な展開ですが、紹介されたお好み焼き屋さんに向けて出発!!!

確かに10分ほど進めば目的の地域に辿り着けました。

しかも久しぶりの下り坂。

いやあ、楽ちん♪

 

 

来島海峡大橋を遠くに眺める港へと到着。

小さな集落の様な港町に、そのお店はありました。

 

 

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お好み焼き「昌万」

営業中という看板は置いてあるけど、入っていいのかホントに。

 

お店の中を覗いて「こんにちはー」と僕が言うよりも早く・・・

「お!!来た来た!!待ってたよ!!!」

何だか個性的な勢いのオバチャンが出迎えてくれました!

 

ミーコちゃんと呼ばれるお店の人は、なんと67歳でバリバリの現役!!

その人生をドラマ化までされている個性的なキャラクター。

市長さんや四国の芸人さんなども立ち寄る、知る人ぞ知るお店なのだそうです。

 

 

 

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そこでいただいたのは・・・

ていうか、何も頼んでもないのに出てきたのがこちらのお好み焼き!!(笑)

 

僕は「お腹空いたー」としか言ってないんだけど、おっきなのを作ってくれました!!

焼きそばが入っているってところが、広島風に近いのかな??

 

「どうよ!美味しいかい!」

「はい!ほんと旨いです!!パワーが蘇ります!!」

 

お店には最初、僕とミーコちゃんしかいなかったので、ずうーーーーっと話し続ける!

ミーコちゃんの息子の話とか、お嫁さんの話とか、芸人の友近さんが来た話とか、もうそりゃ前からの知り合いか!ってくらい話した。

 

そこへ、近くのカフェの店長さんとそのツレの方がご来店。

何故だか一緒にしゃべるながら過ごす(^^♪

 

さらには先ほどのアカさんも仕事終わりで合流し、何だか賑やかに盛り上がる☆

 

楽しいなあ・・・

 

四国に上陸してすぐにこんなワイワイと盛り上がる展開が起きるだなんて!

 

 

 

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ミーコちゃんとアカさんにはお土産までもらっちゃった(笑)

 

お好み焼き屋の中の案内までしてもらったりして、何だか田舎に帰省したかの様な気分。

なんだろうね、こんな体験は初めてだよ!やたら楽しい。

お酒はもちろん飲まないけど、宴の様だ。

 

やがてお好み焼きも食べ終わり、お別れの時です。

 

アカさんと握手をします。

「楽しいお店を教えてくれてありがとうございました!」

「うん、また今治来てね!」

 

ミーコちゃんに手を振ってお店を出ます。

「また今治来たら寄るんだよ~!!」

 

 

 

 

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いつの間にか、陽も沈み、海には静かに夜が近づいていました。

 

たった3日間だったけど、数えきれない出来事と思い出が生まれた自転車での旅。

 

ここを去るのは寂しいけれど、もう行かなくてはいけません。

 

向島因島生口島大三島伯方島・大島。

そして尾道と来島海峡。

 

心の中でお礼を言います。

 

 

忘れられない旅をありがとう。

 

 

二度と走るまいと今でも思い返す辛い道のり。

それなのに、また来たいと考えてしまう100キロにも及んだ長い旅路。

 

 

そうだよね。

いつか、また来よう。

 

 

その時は自転車で海を渡るのかどうかはわからない。

もしかしたら車で来るのかもしれないし、バスや船で来るのかもしれない。

 

でも、時が経っても忘れないだろうと思う。

 

必死になって自転車を漕ぎ続けた、この、最高の旅を。

 

 

 

 

また、いつの日か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海を渡る自転車 ~レンタサイクルしまなみ海道縦断の旅~

 

END

 

 

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